花束を手に笑顔 攝津投手パ・リーグ新人王
ゲームを壊してはいけない緊迫した場面で、来る日も来る日も中継ぎのマウンドに立ち続けた。18日、プロ野球パ・リーグの新人王に輝いたソフトバンクの攝津正投手(27)=経法大付(現明桜)高—JR東日本東北。本人は「よくここまで投げられた」と笑顔で喜びを語り、家族や恩師、同じプロの世界に生きる県出身選手らも「遅咲きのルーキー」の活躍を称賛し、来季の一層の飛躍を願った。
強心臓で鳴らしたルーキーも、スーツ姿での晴れ舞台は緊張したようだ。圧倒的な得票で新人王を受賞して臨んだ会見の冒頭、攝津投手の表情はこわばっていた。リーグ最多の70試合に登板したことへの感想を問われ、「よくここまで投げられたな、と思う」と答えた時、ようやく顔がほころんだ。
オープン戦で結果を出し、開幕1軍スタート。4月に2度サヨナラ負けを喫するなどプロの洗礼も受けたが、5月に中継ぎで初勝利を挙げ、勝ち試合に欠かせない存在に成長した。オールスター戦にもファン投票で選出されるなど、申し分ないシーズン。終わってみれば、開幕前の目標だった「中継ぎで50試合登板」という目標をはるかに上回る活躍だった。
高校卒業後は8年間、社会人生活を送った。昨秋のドラフト会議は「年齢的にプロ入りするなら今年が最後」と覚悟して待った。それからの1年は「あっという間だった」という。そしてこの日の受賞会見。「(進んだ道は)間違っていなかった」という確信を、胸を張って口にした。
会見後の表彰式では「新人王を受賞でき、本当に光栄。自分を支えてくれた方々に感謝しています」というあいさつに、大きな拍手が送られた。会場の外で待つ大勢の野球ファンの前では「来年もチームの勝利に貢献したい」ときっぱり。その志は、ルーキーイヤーと変わらない。
2009/11/19 08:30 秋田魁新報より
攝津クンの記事が多いので嬉しく、ネタとしてソースを残しておく。